Discovery Set coffret 2

香りと色彩の衝突が、曖昧で予測不能なフレグランスを生み出す。その中からふいに現れるのは、シャープナーで削られた鉛筆の切りくずに広がる生々しいチョークの香り。

NOTES：モノクロームグラファイト、チョークのパレット、削りたての木  

 その退廃、その厳格さ、その明確さ、その過激さ、その暗さがたまらない。絶対的なもの、土の香り、原初の有機的なエッセンス、そして生命の生々しいアロマ…黒を超えたその先、私たちの“アウトルノワール”は腐葉土にこそ宿る。

NOTES：土のような放出、湿り気のある冷たいキノコ、ベチバー、ロシアンブルーパイン、オークモス、朽ちゆく林床を思わせるスミレの香り  

カシミアとクロコダイルの結び目、群衆の中の男、情熱的なフラヌール。大通りやカフェを我が家のように歩き回り、パリ独特の不思議な空気を纏っている。それが、パナムの香り。

NOTES：スエードの断片、ラベンダー、オレンジ、気だるいハーバルグリーン、風に揺れる野草  

朱は燃えさかる炭のように、紫はガスの炎のように、青はアルコールの灯のように、白は星明かりのように、そして赤はムスクのように香る。

NOTES：ムスクのように深紅の香り  

夜の闇に舞う火の粉は、まるでホタルのように揺らめき、湿った大地の霧の中を漂う。夜の影よりもさらに深く、静かに漂うテール・ノワールの魂。

NOTES：原初の湿った大地、樹皮に富んだ腐葉土、化石化した古代の松、希少な熟成オークウッド