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NOSE NOTES

MAY THE PERFUME BE WITH YOU

熱をまとうという贅沢
BORNTOSTANDOUT

熱をまとうという贅沢


香りは、思考よりも早く、感情のさらに奥へと届きます。
たったひと吹きで空気の気配が変わり、肌が語りはじめる——。

それほどまでに深く響くのは、この香りが、濃度という名の魔法を宿しているからにほかなりません。

 

 

 

 

 


BORNTOSTANDOUTの最新作「EXTRAIT EXTRÊME(エクストレ エクストレーム)」は、香水の世界において極限の濃度50〜60%という密度で調香された、未踏のラグジュアリー。


その立ち上がりは、まるで衝動のように鮮やかで、抗いがたく、心の奥にまで届いてしまうよう。
恋の始まりのように、私たちの世界の色をそっと変えてしまいます。



 
香りの濃度が高いということは、そこに閉じ込められた物語の層が多いということ。
トップノートは軽やかに幕を上げ、やがて時間とともに、静けさや渇望、官能や余韻といった感情の深みへと降りていくのです。

 

 

 

 BLACK GUAVA

 


日本の夏は、高温多湿な気候ゆえ、“軽やかな香り”が好まれる傾向にあります。

けれど、思い出してみてください——。

夏こそが、最も感情が熱を帯び、輪郭を曖昧にし、心の境界がほどけてゆく季節ではないでしょうか?

 

 

 


OUD CANDY

 

 


肌が自然と露わになり、夜が長く、欲望が音もなく立ち上がる。
恋が走り、渇きが募り、情熱が揺れるこの季節に、軽さでは届かない心の奥があります。

そんなとき、陶酔、甘美、そして静かな熱を纏う香りこそが、心に寄り添うのではないでしょうか。
 

 

たとえばBLACK MANGOは、完熟した果実の濃密な甘さに、ブランデーやウードの深みが溶け合う、艶やかな香り。
OUD CANDYは、黒砂糖とレザーが混ざり合い、記憶の甘さと痛みを同時に呼び覚ますような、危うくも官能的な魅力を宿しています。

 

 

 

BLACK MANGO

 

 

 

こうした香りは、肌の上で体温と交わりながら、即興のダンスのようにその表情を変えていきます。
空気に溶けるのではなく、肌とともに生き、感情とともに響く香りです。
 

「夏だからこそ爽やかに」——

そんな“正解”のように語られる常識に、EXTRAIT EXTRÊMEはそっと異議を唱えます。

「暑いからこそ、濃密を」

「夏だからこそ、香りに酔う」。

それは、空気に紛れることなく、自分自身の“輪郭”を際立たせる行為。



人と違っていい。
むしろ、違ってこそ美しい。

それがBORNTOSTANDOUTという名に込められた信念であり、
このEXTRAIT EXTRÊMEにも、そんな精神が香りの中に息づいているのではないでしょうか。

 


汗ばむ肌にこそ似合う、揺るぎない個性。

輪郭がぼやける季節にこそ、「私はここにいる」と語る香り。

それは、感性の反逆であり、美意識の選択でもあるのです。

 

 

冷房のきいた静謐な室内、

熱帯夜のテラス、

波音が聴こえる海辺の夕暮れ。


どんな場所でも、この香りを纏えば、あなたの“熱”が静かに輪郭を帯びてゆきます。



誰にも言えない想い、言葉にならない願い。
それらが香りとともに、肌の上でやわらかく解けていく——。

それはまるで、心の奥を一瞬だけ他者と共有するような、密やかな贅沢です。

 

 

 


PURPLE STAIN

 


 
香りの密度は、感情の深度と呼応します。
奥行きを知る心にこそ、複雑で豊かな香りがふさわしいのかもしれません。


この夏、熱をまとうという贅沢を、あなたの肌に。

 

 

 


BORNTOSTANDOUT
EXTRAIT EXTRÊME Collection

2025年6月1日発売